きらきらひかれ

ジャニオタのブログです。→ほぼ茶の間。

はしもとくんのお題を考えてたらいつの間にか河合くんになってしまっていたのでここでお焚き上げします

 

タイトル通りです。書いててなんか違うなこれって思ったんですけどせっかくここまで書いたからここにあげます。勿体無い精神!イェス!!

 

 

 

 

 

 

クリスマスイブの日、彼氏に振られます。マジかよ?って思うじゃないですか。マジなんすよ。

 

付き合って1年の3個年上の彼氏は、もともと好きだからとかそういうのよりは流れ的なタイミング的なアレで付き合い始めたんですけど、そんなのだったから付き合った当初は楽しかったけど、ちょっと経ったらよく喧嘩するようになって、最近じゃ喧嘩すらしなくなるくらい冷めきってたんです。でも一応イブはデートの約束してたし、久しぶりに服も髪もメイクも気合い入れて待ち合わせの場所に行きます。行ったら彼氏は既に到着してて、「お待たせ」って言いながら近寄ったらいきなり彼氏に真剣な顔で「ごめん」って言われる。「?」って思ってると、「ごめん、別れてほしい」って単刀直入に言われるんですね。いきなりすぎて混乱してると、「〇〇とはちゃんとしなきゃなって思ってたんだけど…おれも仕事忙しくて中々会えなかったし…言うなら今日しかないと思って…こういう話を電話で済ますわけにもいかないし…」ってぐちぐち言い訳みたいに言ってる彼氏見てスーーーって気持ちが冷めてく。(元々冷めてたけど)

 

彼氏(正確には元彼氏)がだらだら喋ってるのを聞き流して、終わって黙ったところで「で?要件それだけ?」って聞くと「うん…」ってうつむきながら言う。もう1秒でもその場所に長くいたくなくて「あっそ。さよなら」って言って来た道を引き返します。

 

リア充ばっかの街中歩きながら(ていうか変な気遣ってないで電話で済ませよ!今更どこ気にしてんだよ!!)ってぐるぐる考えてたらすごいイライラしてきて、誰かに話聞いてもらいたくなる。そんな時、真っ先に思い浮かんだのが高校からの腐れ縁の河合くんです。とっさに河合くんに電話かけちゃって、コール音なってるあいだに(あれ?ふみとって彼女いたっけ?いないよな?)とかそんなこと考えてる間に河合くんが電話に出る。

 

「もしもし?」
「ふみと?いまなにしてた?」
「なにも。さっき起きたばっかだし」
「今日なにする予定?」
「別に予定なんてなんもない」
「ほんと?じゃあふみとの家行くわ」
「は?なに急に」
「いいから行くね!じゃ」

 

って一方的に喋って電話切る。

 

河合くんの家の最寄り着いて、駅前のケーキ屋でカットケーキ4個買って、コンビニでシャンパン買ってから河合くんちに向かいます。

歩いて10分くらいのとこの河合くんちに着いてインターホン鳴らすと、起きて適当に着替えたであろうパーカーにジーパン姿の河合くんが玄関開けてくれる。ケーキの箱とコンビニの袋受け取ってくれながら「急にどうしたの?」って聞いてくるから「彼氏に振られた」って答える。

 

「は?マジ?」
「マジ」
「…彼氏ってあれだよね?飲み会で知り合ったって人だよね?」
「うん」
「ふーん」

 

って言いながら勝手にケーキの箱開けた河合くんが「こんなに買ってきて誰が食うんだよ…」とか言う。「ふみとはどうせ食べないんでしょ。わたしが食べるから」って言いながら勝手にキッチンからグラスとフォークとお皿持ってきてシャンパン注いで飲み始める。(河合くんちはもう何度も来てるよ。腐れ縁だからね)

 

「もう飲むのかよ」
「飲まなきゃやってらんないよ。ふみとも飲むでしょ?飲むよね?」
「おお」

 

って若干引き気味な河合くんのグラスにも勝手にシャンパン注ぎます。

 

シャンパンにちょこっとだけ口つけた河合くん前にして、手酌でシャンパン飲みながら愚痴をバーーーーーーッて言いまくる。河合くんはちゃんと聞いてるんだか聞いてないんだか分かんないけど、うんうんって相づち打ってくれます。で、ひと通りしゃべり倒した後で「…でもわたしも悪かったよね」ってぽそっと言ったら「〇〇は悪くないよ」って河合くんが言ってくれる。「ふみと〜〜〜〜」って叫んで思わず河合くんに抱きつくと、河合くんはなんにも言わずに背中ぽんぽんしてくれます。

 

「なんか、懐かしいな」
「懐かしい?」
「前もあったじゃん、こういうの。高校のとき、〇〇が先輩に二股かけられた挙句振られたやつ」
「…あったわそんなこと」
「あのときもこんなだった」
「…わたしってもしかして男運ないのかな」
「…」
「そこは否定してよ」
「…てか腹減ったんだけど」
「無視かよ」
「買い物行こうよ。鍋食いてえな」

 

で、河合くんと歩いてスーパー行く。河合くんが「最近ちゃんとしたメシ食ってなくってさあ」って言いながらカゴに食材入れてくのにただ着いてく。

 

 帰ったらまだ夕飯には早い時間だけど河合くんはキッチン立って鍋の準備し始めます。「手伝おうか?」って聞くと「いいよ、すぐ終わるし」って言われます。

 

河合くんが手際よく完成させた鍋ふたりでつついて、適当にテレビ見ながらお酒飲む。

 

 

鍋終わったあとはソファに移動してお酒飲んでたんだけど、気づいたら寝ちゃってて、河合くんに「そろそろ出ないと電車なくなるよ」って起こされる。「帰るのめんどくさい泊まる〜〜」って酔っぱらいが言うと、河合くんは優しい顔で、だけどきっぱり「それはだめ」って言います。「ほら、駅まで送ってくから」って言う河合くん。

 

「やだ帰りたくない」
「帰りたくないじゃないから。ほら立って」
「やだ」
「子どもか」
「子どもじゃないけどやだ」

 

「だめ?」って聞くと背を向けてしゃがみ込む河合くん。どうしたのかなって思ってると「はーー…」ってため息聞こえる。

 

「…怒った?」
「違う」
「わがままいってごめん」
「そうじゃない」

 

背を向けたままの河合くんがどういう顔してるか不安になって、ソファから立ち上がって河合くんの正面に回り込んで顔見ようとするんだけど、「見んな」って顔抑えた河合くんに言われます。

 

「ごめん。帰るから」
「…違くて」
「何が違うの」
「ほんとに〇〇は…なんなの?」
「なにって」
「振られたとか言って抱きついてくるわ、酒飲んで隣で寝るわ、泊まるとか言い出すし」
「…」
「おれがどんな気持ちかわかってないでしょ」
「…ごめん」
「わかってないくせにごめんとか言うな」
「…」
「はーーー、マジでなんなの」

 

って2回目のため息ついて前髪ぐしゃってやる河合くん。

 

「耳赤い…」

「…うるさい」

「…あの、ほんとにごめん。飲みすぎて調子に乗っちゃった。もう帰るから」

 

って立ち上がろうとしたところで腕掴まれて、気づいたら河合くんの胸の中にいる。

 

「…ふみと?」

「…」

「ね、苦しい」

「…おれと付き合わない?」

「…は?」
「…」

「ふみと、わたしのこと好きなの?」

 

こくん、て頷く河合くん。


「そんなの知らない」
「…高校の時は先輩に振られて彼氏いなくなったと思ったら今度は大学生の彼氏作って、大学入って別れたと思ったらまた別の彼氏作って、就職してやっとそいつと別れたと思ったらフラフラ合コン行ってすぐ新しい男作ってきたやつにどのタイミングで言うんだよ」
「え、ちょ、っと待って」
「なに」
「そんな前からわたしのこと好きだったの?」

「…悪いかよ」

「…ばかじゃん…わたしなんかのこと…」

「そうだよ、馬鹿だよ」

 「…」

「もういい加減おれのものになんない?」

「…わたし、きょう彼氏と別れたばっかだよ」

「そんなのもう今更どうでもいいよ」

「…」

「もうそういうの、いいから。〇〇はおれのこと好き?それとも嫌い?」

「…嫌いではない、けど」

「…ほんとかわいくない女だな」

「だってふみとのこと、そういうふうに見たことなかったし…」

「…容赦ねえなあ」

「ごめん」

「もういいよ、お前がいま、おれのことそういう好きじゃなくてもなんでもいい。元彼のこと忘れるために利用してもいい。だけどおれはぜったい〇〇のこと、悲しませたりしない」

 

河合くんに顔覗き込まれながら真剣な顔でそう言われたあと、河合くんの名前呼ぼうとするんだけど、途中でまた抱きしめられて、最後まで呼べない。痛いくらいにぎゅうぎゅうに抱きしめられながら耳元で「好きだよ」って言われます。

 

「ふみと、」

「ん?」 

 「ありがとう」

「…ん」

 

髪撫でてくれてた河合くんが「今日は泊まるんでしょ?」って聞いてくる。

 

「は?え、?」

「…いや、だってもう電車ないよ」

「あ、」

「安心して。なんもしないから」

「…」

「なに?それともなんかされたかった?」

「違うから」

 

シャワー浴びて、借りた河合くんのスウェットに着替える。ソファでぼーっとしてると後からシャワー済ませた河合くんに「ほら、もう寝るよ」って言ってベッドのとこに連れてかれる。

 

「手前と奥、どっちがいい?」

「…どっちでもいいよ」

「じゃあおれ奥いこ。…ほら、おいで」

「やだなんか恥ずかしい」

「なにが」

「なにがって…」

「いまさらなにを恥ずかしがるんだよ」

 

って言われるから、背を向けてベッドにもぐりこむ。

 

「ねえ」

「なに」

「こっち向いてよ」

「やだ」

「向けって」

 

仕方なく寝返りうって河合くんのほう見ると、河合くんと目が合います。で、3秒くらい沈黙のあと、ゆっくり顔が近づいてくる。もちろん逃げられるはずなんてなくて、そのまま河合くんにキスされます。わりと長め。

河合くんが離れたあとで深く息ついたら「下手くそ」って河合くんに笑われる。

 

「…うるさい。ていうか何にもしないって言ったじゃん」

「あれくらいはよくない?」

「なにそれ…」

「顔赤くなってない?かわいー」

「…ふみとってそういうこと言うやつだっけ…」

「言わないだけで何年も前から思ってたし」

「ふーん…」

「あ、照れた?」

「べつに」

 

「寝よっか」って河合くんが言うけど(こんな状況で寝られるわけないし)って思う。そんな心境知ってか知らずか河合くんが髪撫でてくれるのでそのうちうとうとして、気づいたら朝です。

 

 

 

起きたらちょうどスーツの上着着ようとしてる河合くんに「あ、おはよ」って言われます。

 

「おれ先出るわ。早く行かなきゃだから」

「そうだったの?」

「うん。〇〇は?今日」

「仕事だけど、まだこの時間ならいったん家戻ってからでも余裕だし」

「そっか。朝メシ作って置いといたから食べていいよ」

「…ありがと」

「あ!ケーキ冷蔵庫の中だからそれは持って帰れよな。結局まだ3個残ってるし。おれ食べないから」

「うん…」

「…あとこれ 」

 

って河合くんに鍵握らされます。河合くんちの合鍵。

 

「べつにおれが渡したいから渡すだけだから」

「…ん」

「…じゃあ、」

「うん、行ってらっしゃい」

 

「行ってきます」、って頭撫でてくれた河合くんが死ぬほどやさしい顔してて、部屋にひとりになったあとしばらくぼーっとします。鍵握りながら。終

 

 

 

 

 

 

(因みにこの子は特別美人ていうよりは持ち前の明るさとコミュ力で彼氏が切れないタイプの女!!!以上!!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この声を、

 

『この声をきみに 』終わってしまいました。ほんとうに素敵なドラマだった。素敵なひとたちと素敵な時間が流れていた。楽しかったです。

 

全8話を限りなく雄一くんメインで振り返りました。

 

(2人以上の群読のシーンなど、すべての場面は書ききれていないです。)(聞き取り間違いもあると思います)(雰囲気だけ伝われば幸いです)

 

 

 

☆第1話:つまらない男 20170915

・雄一くん初登場シーン…『生きる』金曜メンバーで群読。第一声は喜巳子さん(堀内敬子さん)と一緒に読んだ「それはプラネタリウム。その後「生きているということ」でソロカット。

「いま、遠くで犬が吠えるということ」は絵里さん(趣里さん)と一緒に。「いま、地球が回っているということ」

 

・群読終わり〜「ぼくはなぜか寂しくなる。言葉が優しそうでいて鋭いから」

 

 

☆第2話:友だちはカエルくん 20170922

・朗読の準備運動

・群読する本を多数決で選ぶ。雄一くんは『ふたりはともだち』に挙手

・クニさん(杉本哲太さん)が『ふたりはともだち』を朗読中、教室のチャイムが鳴って、朗読が中断。「えぇ、誰ぇ?いいとこだったのにぃ〜」

 

・前回の朗読教室の時にやってきた実鈴ちゃん(大原櫻子さん)はどうなったの?と話すシーン。「ぼくの友達にもぉ、働きながらもう何年も養成所行ってる子いますよ」

・穂波先生(竹野内豊さん)が再び朗読教室にやって来る。喜巳子さん「あらやだ、来たわよ!来た!」雄一くん「ほんとだぁ!」

・自己紹介のシーン「河合雄一です。…えっと、ここに入ってまだ3ヶ月なんですけど、」クニさん「まだそんなもんだっけ?」喜巳子さん「ずっと昔からいる気がするわよ、ねえ?」、「佐久良先生(柴田恭兵さん)の格好良さと、京子先生(麻生久美子さん)の美しさに惚れて、朗読にはまっちゃってます!」

 

 

☆第3話:雨にも負けぬ男 20170929

・朗読教室。朗読の準備運動

・『雨ニモマケズ』群読。喜巳子さん「日照りの時は」泰代さん(片桐はいりさん)雄一くん「涙を流し」「みんなにでくのぼうと呼ばれ」

・『月夜の浜辺』「月夜の晩に、ボタンが一つ 波打際に、落ちていた  それを拾って、役立てようと  僕は思ったわけでもないが  なぜだかそれを捨てるに忍びず」

 

・佐久良先生が穂波先生の持ってきた『三次元多様体と結び目』を読んでみせる。「佐久良先生って数学も分かるんですねぇ!」

 

・教室終わり。喜巳子さん「ねえねえねえねえ、『雨ニモマケズ』の時なんだけどね、みんなで何かひとつ、青いもの身につけることにしない?」絵里さん「青いもの?あっ!服とかスカーフとか!」雄一くん「いいかもぉ!サムシングブルー…みたいな」

・帰ろうとする泰代さんに。「おつかれさまです」

 

・朗読カフェライブ。雄一くん電車の遅延で来られない。(マジかよ)

f:id:m160321:20171118153510j:plain

 

終わった後に雄一くん到着。「泰代さ〜ん!ごめんなさい!」で泰代さんにハグ。「電車が…申し訳ないです」「うまくいったみたいで」

 

 

☆第4話:飛べ!くじらぐも 20171006

・朗読教室に向かう喜巳子さんと会う。「喜巳子さん!偶然ですねぇ」「行きましょう」

 

・教室が始まる前、『くじらぐも』の練習をしていた京子先生と穂波先生をこっそり見ていた金曜メンバー。穂波先生「これは僕の趣味じゃない!子ども達に読んでほしいと頼まれただけだ!」雄一くん「え、びっくり〜!穂波さん、パパだったんだぁ!」

・声優のオーディションが決まった実鈴ちゃんが教室にやってくる。実鈴ちゃん「来週の土曜日です!」雄一くん「もうすぐじゃん!」

 

・金曜メンバーで一緒に帰る。自転車押してる雄一くん。「京子先生、連絡先とかも絶対誰にも教えないしね」。喜巳子さん「あーそれもね!色々あったのよ!京子先生のマンツーマンレッスン受けていた会社員が勝手に恋心抱いて、教室で…トラブル起こしちゃったの」実鈴ちゃん「えー?本当ですか?」絵里さん「あたしそれ知らない」雄一くん「ぼくも」

・ 泰代さんが先に帰る。「お、泰代さん。泰代さーん。おつかれ〜」

 

・別の日の教室。泰代さんが『くじらぐも』を読む。泰代さん「クジラの深呼吸ってどんな感じかしら?」実鈴ちゃん「そもそもエラ呼吸なんじゃないですか?」絵里さん「違うでしょ、ああ見えて哺乳類なんだから」雄一くん「なんかこう、わぁーー!って雄叫びみたいな感じじゃ…ない、かぁ」

 

・ また別の日の教室。やってきた雄一くん「こんばんはぁー!」。泰代さん「河合くん、クッキー作ってきたんですって」雄一くん「はい!京子先生は?」佐久良先生「所用があって、あいにくですが、今日は僕が代行です」雄一くん「え、そうなんですかぁ?ちょっと残念」

 

 

☆第5話:キスはどうですか 20171020

・教室で雄一くんの焼いたクッキーを食べる金曜メンバー。クニさん「うん、おいしい!」喜巳子さん「おいしい!」雄一くん「よかったぁ!」佐久良先生「河合くん!ごちそうさまでした。妻も褒めてました。チョコレートチップとオートミールの分量がもう絶妙だと」雄一くん「え、ほんとですかぁ?」

・穂波先生が佐久良先生に離婚することになったと話しているのを聞いてしまった喜巳子さん「ねえねえねえねえねえねえ!穂波さん、離婚するんですって!」クニさん「離婚?」雄一くん「ほんとにぃ?」

・穂波先生がやめちゃうかも?「もしかしたら穂波さん、それで目的がなくなって…」

 

・翌週の教室。やって来た穂波先生に「よかったぁ!穂波さ〜ん、来てくれたんだ」

・『祈るように願う』群読

・教室終わり、マフィンを渡して穂波先生を励ます雄一くん「穂波先生!これ、よかったら」「ファーイト!」

 

・家出してきた実鈴ちゃんと会う雄一くん「あれ?おお!実鈴ちゃん!」。実鈴ちゃん「あれ、河合さん…どうして?」雄一くん「うん、ぼくんちね、この近くなんだ」実鈴ちゃん「そうなんですか…」雄一くん「…良かったらごはんでもいく?」実鈴ちゃん「え…」雄一くん「ごはん」

 

 

☆第6話:もつれる2人 20171027

・実鈴ちゃんが雄一くんとごはんに行ったのを回想する。「実鈴ちゃんの気持ち、少しわかるんだ。ぼくも、親にやりたいこと反対されてばかりだったから」

・サラダ取り分けて「どうぞ」

「ぼくも昔、ちょっと芝居の勉強しててね、何回かだけど、舞台も出たりして」「もうしてないよ。やめたけど」

・実鈴ちゃん「え?なんでなんで?なんでですか?」雄一くん「んー、そういうのやってるとぉ、まわりに自己主張が強い人が多いというか、蹴落としあいでしょ?なんか、楽しくなくなっちゃった」

「ぼくは、ただもっと楽しみたかったんだ。演じたり、声を出したりすることを」「佐久良先生のおかげで、それに気がつけた」

「実鈴ちゃんは?」「なんで声優になりたいの?どうしてそう思ったの?」

 

・金曜の教室。喜巳子さんと話してる雄一くん「老人ホームとかでもボランティアで朗読するんですか?」喜巳子さん「良かったら手伝ってくれない?」雄一くん「いいんですか?」

・やってきたクニさん泰代さん穂波先生に「こんばんは」

・佐久良先生に発表会で何を読むかを相談する雄一くん「ぼく、これを発表会で穂波さんと読めないかなぁ〜って」「あ、これ、男ふたりの話で、そのうちのひとりが数学好きなんです。穂波さん、次に朗読する本を探してたでしょ?」

 

・数学的媚薬〜ジョンの雄一くん。クリスマスの翌日「クリスマスプレゼントがあるんだ。遅くなってごめん」

・プレゼントを渡したジョン。中身は[124155]と[100485]が編み込まれた長方形。「親和数だよ。コンピュータのプログラムを使って、12時間かけて計算させたんだ。昨日の夜は、仕上げに迷ってまだ渡せなかった。鍋つかみなんだよ。ちょっとヘンテコだけど。気に入ってもらえるかなと思って」

 

・朗読後、穂波先生「不思議だ。この手の話なんて今までなら全く感情移入できなかった。それが今…すんなり出来た」雄一くん「ほんとに?」

・泰代さん「それに、いまのふたりの朗読も、なかなかお似合いだったわ」雄一くん「ありがとうございます」

「あの…みなさん薄々気づいているかもしれませんけど、ぼく…たぶんトランスジェンダーだと思うんです。」

・喜巳子さん「トランスジェンダーって?」雄一くん「うまく言えないけど…男の人たちの中にいるより、喜巳子さんたちとおしゃべりしてるほうがホッとするってことかな」

・泰代さん「あなたが女性的なのも優しいのも、ひとつの個性よ。気にすることじゃないわ」の言葉を聞いて、胸を押さえる雄一くん。

・穂波先生「いやただ、初めての発表会でこの題材は難易度が高すぎるので、遠慮したい」雄一くん「そっか。それは残念」クニさん「ふられちゃったね」雄一くん「ちょっとぉ、そういう意味で誘ったんじゃありません〜」

 

・老人ホームにボランティアにやってきた喜巳子さんと雄一くん。喜巳子さん「気をつけるのは、とにかくお年寄りへのリスペクトの気持ちです。大先輩なんですから、敬う気持ちを決して忘れないように。ね?」雄一くん「はい」

・そこへやってきた穂波先生に「あ、穂波さん!」

・母親に認めてもらいたいと話す実鈴ちゃんに「そっか…頑張ってね」

 

・『おじさんのかさ』を喜巳子さん穂波先生実鈴ちゃん雄一くんで群読。「おじさんは、出かけるときはいつも傘を持って出かけました」「少しくらいの雨は、ぬれたまま歩きました。傘がぬれるからです」「"おじさん、あっちに行くんなら、いっしょにいれてってよ"と言いました」「あめがふったらぽんぽろろん あめがふったらぴっちゃんちゃん」

 

 

☆第7話:ヒーローになる時 20171103

・朗読教室、笑い方の練習

 

・喜巳子さん絵里さん実鈴ちゃんと女子会する雄一くん。そのモンブランの食べ方はどうなんだい雄一くん。

・去年の発表会のパンフレットを見ながら「あ、トリは京子先生と佐久良先生なんですね」

・喜巳子さん「絵里ちゃん、それで何にした?」絵里さん「わたしはどうせ読むなら、うーんとロマンチックなのにしようと思って」雄一くん「へぇー、そうなんだぁ」

・ちょっと成長したかもしれない実鈴ちゃんに「ほんとぉ」

「あ、成長といえば、泰代さん、最近綺麗になったと思いません?」喜巳子さん「え!?磯崎さんが!?」雄一くん「もしかしたら、恋なんかしちゃってるのかなぁ〜なんて!」

 

 

☆最終話:美しくひびきよく 20171117

・実鈴ちゃんが絵里さんと一緒にオーディションの練習をしているのを見かけた穂波先生とクニさんと喜巳子さんと雄一くん。「なにしてるの?」

・京子先生の話題で「佐久良先生と違って、ちょっと厳しいところもあって、ね」

 

・金曜メンバーで京子先生を引き止めよう作戦会議。作戦はG「ジーー!」

・みんなでエイエイオー

 

・本屋で喜巳子さんと本を探す雄一くん。「かわいくないですか?」

・穂波先生とクニさんに合流する喜巳子さんと雄一くん。「お待たせぇ〜〜!」

 

・発表会前、最後の金曜日。緊張する金曜メンバー。京子先生から雄一くんへの言葉「河合くんは、やさしさだけでなく、時にははっきり表現すること」「はい」

 

・雄一くん「先生、ぼく、家の仕事を継ぐことに決めました。」「うち、元々酒屋で今はコンビニなんです。ずっと父にフラフラしてないで継げって言われてて、でも抵抗して、いろんなことをやってきたけど、実鈴ちゃんや穂波さんを見ていて…いつまでもこのままじゃいけないなって。そしていつか、コンビニの店長しながら、ぼくも…こんな朗読教室の先生になりたい」

・泰代さん「とても素敵な夢だわ」絵里さん「うん、河合くんに合ってる」雄一くん「ありがとう」

 

・発表会当日。金曜メンバーで朗読の準備運動。みんなで手を繋いで円になる。佐久良先生「時秋にして積雨霽れ、新涼郊墟に入る。灯火稍く親しむ可く、簡編巻舒す可し」「今日も、ひとつの言葉が、声が、誰かの心に灯りをともすことが出来ますように」

・みんなでエイエイオー

 

・雄一くんは喜巳子さんと『手ぶくろを買いに』を朗読。かあちゃん、人間ってちっとも怖かないや」「ぼく、間違えて本当のおてて出しちゃったの。でも帽子屋さん、ちゃんとこんないい、あたたかい手ぶくろくれたもの」

 

・京子先生を引き止めよう作戦G『おおきなかぶ』を金曜メンバーで朗読。おじいさん役の雄一くん。「うんとこしょ、どっこいしょ」「おじいさんがかぶをひっぱって」「うんとこしょ、どっこいしょ」「かぶはぬけました」

 

・最後は佐久良先生と京子先生で『ことばはやさしく美しくひびきよく』

佐久良先生「美しいことばは、相手に気持ちよく伝わる」

京子先生「ひびきのよいことばは、相手の気持ちをなごやかにする」

佐久良先生「ことばで語り、ことばで受け答える」

京子先生「ことではげまし、ことばで礼をいう」

佐久良先生「よくわかることばほど、うれしいものはない。やさしいことば使いは」
「おたがいの心をむすびつける」

 

佐久良先生「ことばはいつもいっしょにいる」

京子先生「ことばで動き、ことばでよろこぶ」
佐久良先生「ことばで嘆き、ことばでうなだれる」

 

京子先生「美しいことばは」
「相手にキモチよくつたわる」
佐久良先生「ひびきのよいことばは」
「相手のキモチをなごやかにする」

 

 

・発表会後、雄一くんと実鈴ちゃん「良かったじゃ〜ん!お父さんもお母さんも褒めてくれて!」

・オーディションに落ちてしまった実鈴ちゃん「ただ、面白いものは持ってる、チャレンジし続けたら〜って。ま、ただのなぐさめかも…」「そんなことない」「実鈴ちゃんの声はどこか特別だよ」「こりずに頑張ろう」

・実鈴ちゃん「いつかわたしか声優になって、声が…声が電波に乗ったら…一回でいいからデートしてくれませんか?」雄一くん「いいよ、もちろん」

「でもぼく、スイーツの味にはうるさいけど、うざくない?」

・実鈴ちゃん「ぜんっぜんうざくないです!」雄一くん「じゃあパンケーキ食べにいこ!」「新しくねぇ、できたことある…」

 

・京子先生のいなくなくなってしまった教室。金曜メンバーで『あいたくて』を群読。「うまれてきた」「それでも手の中に」「あいたくて」

 

 

以上で終わり。

 

f:id:m160321:20171118152519j:plain

f:id:m160321:20171118152533j:plain

f:id:m160321:20171118152552j:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戸塚くんが河合雄一くんに出会えてよかった。

 

 

 

 

10月が終わります。

 

今年の10月も、もうすぐ終わろうとしている。A.B.C-Zというグループのファンになってから、それまで特に思い入れのなかった10月が、自分の中で特別な月になった。その特別な時間を過ごすのは、今年で2度目になった。

 

去年の10月は、何かに取り憑かれたみたいに毎日チケット譲のツイートを探したり、自分が入れない公演のレポをチェックしたり、そうやって過ごした。自分が入らなかった公演でなにがあったかをできる限り把握していないと気が済まなかった。

今年はと言えば、個人的にいろいろと忙しかったせいもあって、レポを見ることもほとんどなかったし、本当は2公演入るつもりだったけれど、チケット取引がなかなかうまくいかず、諦めて仲の良い友達に譲って連番してもらった。ほんとうにありがたいと思う。

 

 

わたしが観劇したのは前楽で、自分にとっては1回目の公演なのに、翌日にはもう千秋楽を迎えてしまうのだと思うとなんだか不思議な気持ちだった。1ヶ月という長い公演期間の舞台に、しかも自担がいる舞台に、一度しか入らないなんて、1年前の自分が知ったら驚くだろうと思った。だけど変な気負いみたいなものは全く感じなくて、単純に「この1回を楽しもう」と、それだけだった(観劇する前からなんとなく胸がいっぱいでご飯は食べられなかったけど笑)。自分がそういう純粋な気持ちを抱けたことにも驚いたし、なんというか、それが心地よくて、もしかしたら今の距離感がちょうどいいのかもしれないと思ってみたりもした。

 

 

 

座席について劇場の天井を見上げると、そこはにぶく光っていて、ああこの場所が好きだなあと思った。ジャニーズの、A.B.C-Zのファンにならなければ、それはわたしが一生見ることのないきらめきだったかもしれなくて、なんとも言えない感情で満たされた。

 

 

幕が上がると、そこには眩しいくらいに輝いた人たちがいた。とても好きだなあと思った。それはびっくりするくらいにまっすぐで、穏やかで、それでいて強い感情だった。

 

わたしが『現場』に入るのは、多分、この目で『答え合わせ』がしたいからだと思っている。わたしが好きな人たちがどんなふうなのか、自分の目で確かめたいからだ。

 

舞台の上に立って、演じて、歌って、踊る彼らは、テレビで見ているときよりもずっとずっと近くに存在しているはずなのに、どうやっても届かないところにいる人たちだ、と思わさせられた。スポットライトの光だけじゃない、彼ら自身が発光しているかのように感じて、なんでもない場面で視界が歪んだ。

 

 

 わたしはA.B.C-Zが大好きだけど、自担は戸塚くんだから、戸塚くんを自然と目で追ってしまうのだけど、やっぱり戸塚くんは最高だと思った。戸塚くんが呼吸して、汗をかいて、そして演じて、その一瞬に立ち会えたことが嬉しくてたまらなかった。始まる前はあれだけ胸がいっぱいでなにも食べられなかった(普段めちゃくちゃ食べる自分が、自担の現場前というだけで液体しか口に出来なかったのだから、いま考えるとおかしくてしょうがない)けれど、戸塚くんの姿を見ているととてつもなく空腹を覚えた。馬鹿みたいなことを、大真面目な顔してわたしはいまこれを書いているけれど、身体が生きたがっているんだと思った。

 

オタクになる前までにももちろん「楽しかった」とか「嬉しかった」とか、そういう感情がなかったわけではないけれど、「生きていて良かった」とは思ったことがなかった気がする。だけど今、わたしは生きるのが楽しくてしょうがない。戸塚さんと同じ時代に生きてるだけで丸儲けだと思う。戸塚さんのオタク、めちゃくちゃ楽しいよ。

 

 

戸塚くんがジャニーさんを演じたこと、いまこの時代にA.B.C-Zが『Never My Love』という曲を歌っていること、今年の10月も日生劇場の舞台に立っていたこと、全てが誇らしい。

 

少し遅くなりましたが、2017年ABC座 ジャニーズ伝説、千秋楽おめでとうございました。A.B.C-Zのファンになれたことを、わたしはとても誇りに思います。素敵な舞台を、どうもありがとう。

 

 

 

 

この声が、(届いたから)

 

我が自担、戸塚祥太さん出演のドラマ「この声をきみに」一話が放送されました!!!ヨッ!!めでたい!!!!!!

本当は先週が一話放送予定だったのだけど、地震の影響で延期に。…なんていうか戸塚くん、めっちゃそういうのある!!!過去のドラマとかラジオでもあったよね!!!!そういうの持ってる!!!!!そんな戸塚くんが好きだよ!!!!!!(大声)

 

 

 

戸塚くん自身が「やりたい」と言っていた念願の映像の仕事。わたしは芝居のことなんて全然わからないけれど、戸塚くんは繊細な演技が上手い人だと思っていて、だから映像のお仕事が来たらいいなあとずっと願っていたからとても嬉しかった。

 

戸塚くん演じる河合雄一さんは、自分自身を内心でトランスジェンダーだと思っている人物らしい。ドラマが放送される前、今年の夏のコンサートで見た戸塚くんがなんだかふわふわとして、いつもの1.8倍やさしい空気をまとっていて、ああ戸塚くんが新しい誰かになろうとしている、とわくわくしていた。

 

1時間のドラマの半ばあたりで登場した河合雄一さんは、どこからどう見ても河合雄一さんだった。アイドルでもましてや30歳男性戸塚祥太さんでもなく紛うことなき河合雄一さんだ、と思わせる雰囲気を醸していた。動く眉とひとみ、まばたきの度に上下するまつ毛、きゅっと上がる口角。わたしが見たかったものがぎゅうぎゅうに詰まっていた。

 

 

それだけでも嬉しくて苦しすぎるのに、竹野内豊さん演じる主人公 穂波先生(大学助教授)の言葉が胸に刺ささってもっと苦しくなった。

 

ぼくの心の中には、ずっと埋めようのないぽっかりとした空間がある。ぼくはこの、ぽっかりのせいで子どものころからずっと、訳もなく、不安な気持ちになったり、さびしい気持ちになったりしてきた。いやこれはきっとぼくだけに限ったことじゃなくて、いやきっと誰でもそうだ。わかってるんだ。この世に完璧な幸せなんてないってことも、生きてる間はこのぽっかりと付き合っていくしかないっていうことも。でも、いま、それが一瞬満たされた。あなたの声で。

 

この言葉を聞いたとき、なにかひとつ、答えを見つけた気がした。わたしはいつも心を満たすなにかを探していたんだと思った。「ぽっかり」は誰にでもあって、それは持っていてもなにもおかしなことじゃなくて、それが普通でいいんだと。

 

普段生きていて、歩いていて道ですれ違う全然知らないひとたちがすごく楽しそうに見えることがあって、世界の自分以外の人間はみんな笑顔で過ごしてるんじゃないかなんて錯覚する瞬間があって、自分だけがなにもせず、なにも残さずに毎日を消費してるんじゃないかなんて思うことがあった。「すごいおとな」にはなれそうにもない自分が嫌いで嫌いで仕方なくなって投げ出したくなることがあった。

穂波先生の言葉にわたしは少し救われたのかもしれない。「ぽっかり」を抱えてもいいんだと。「ぽっかり」を肯定していいんだと。

 

わたしも多分「ぽっかり」を埋めるなにかをずっと探していて、それが美味しいご飯とお酒だったり読書だったりいま大学でやっている研究だったり、あるいはアイドル(戸塚くん)だったりするのかもしれない。

 

大学4年になってほぼ毎日卒業研究に取り掛かって、こんなに実験してもどうせわたしが研究していることなんて社会のなんの役にも立たないかもしれないことだと虚しくなる瞬間があって(そんなこと悩める立場にいるわけでもないのだけど笑)、でもじゃあ「誰のために?」ってなったらそれはもう「自分のために」という答しかなくて良いのだと。

今取り組んでいる卒業研究のテーマがものすごく面白くてワクワクする瞬間が何度もあるのだけど、その感覚が現場でA.B.C-Zを、戸塚くんを見ている瞬間と重なると気づいたのは今年の夏のことだった。次はなにが見られるのか、うずうずしてたまらなくなる。そうしてその「うずうず」はたぶん、「ぽっかり」を埋めるためのエネルギーなのだ。

 

わたしは勝手に、すごく自分勝手に、戸塚くんは自分と近いものがあるんじゃないかと思い込んでいて。わたしは穂波先生の言葉にすごいインパクトを受けたから戸塚くんもそうなんじゃないか、なんて思ってしまっている。

 

穂波先生の言葉を差し引いても、素晴らしい俳優さんたち、連続ドラマというフィールド、たぶん戸塚くんはすごい勢いでいろんなものを吸収してもっと素敵な役者になる。…と断言してもいいんじゃないかなんて思わせる戸塚くんはやっぱり自慢の自担だ、と思うわけです。笑

 

 

 

 

 

あと7話。たくさんのひとに届きますように。

 

 

みんな!!!!金曜22時はNHK連続ドラマ『この声をきみに』見てね!!!!!!!!!!!!!すげえいいドラマです!!!!竹野内豊さん主演だよ!!!!!!それだけで見る価値ありまくりだよ!!!!!!!!!!あと戸塚くんの顔が綺麗!!!!!!!!!!!!(締め方が雑)

 

 

 

 

 

 

終わり

 

 

 

 

2017年夏、総括

 

 

わたしの今期のオタクとしての目標は「泣かないこと」だった。

別に誰に宣言していたとかそういうわけではないけど、なんとなく自分の心のうちで決めていた。泣かないオタクはなんだか強くてかっこいいし、それ以前にカワイイ女子が涙してるのは可愛いけれど、そうじゃない女が泣いててもそれは誰得でもないとようやく気付いたからだった。暑苦しいし。そんなわけで泣かないオタクになろう、となんとな〜〜く思っていた。

 

 

初日の大阪ではうるっとして、次の横アリでもふぉ〜ゆ〜と一緒に踊っていたリリホワでちょっと泣きそうだったけど、そこまででもなかった(と思う)。

 

なんだよ大丈夫じゃんって思った。

 

 

そして8/31、大宮。初めてのホール。ホール公演のレポはほとんど見ずに入った。

 

 

序盤にある戸塚くんのソロの時も、すごく穏やかな気持ちでいた。戸塚くんが楽しそうだったから嬉しかった。いつも泣くのは戸塚くんのソロだから、それが終わったときにすこし安心した。今回は全く泣かずに終われそうだと思った。

 

最後の挨拶で戸塚くんが「来年は6周年だから、6番目の星のきみたちの記念の年だよ」って言ったときも、胸はぎゅんとしたけど泣かなかった。単純にその言葉が嬉しかった。

五関くんの挨拶での「好きだ好きだ好きだーーーーーーーーーーー!!!!!」にはめちゃくちゃ驚かさせられてちょっと泣きそうになったけど、まだ大丈夫だった。前日見た番組に影響受けてそんなことやっちゃうなんて五関くんも人間だったんだなあと思って安心したりもした。

 

アンコールも大丈夫だった。

 

 

客席のA.B.C-Zコールに応えてダブルアンコで5人が出てきて、橋本くんといつもみたいに「楽しかったーー?!」「イェーーーーイ!!」「ほんとに楽しかったーー?!?!」「イェーーーーイ!!!!」って叫びあったときもまだ大丈夫だった。

 

はずだった、

 

 

C&R終わって橋本くんが「ずっとLOVE!!」って叫んだ瞬間から大丈夫じゃなくなった。

 

もう何千回聴いたんだよって感じのチャーチャラッチャッチャッチャってイントロが流れた瞬間に涙があふれてしまった。なんか良くわかんないけど子どもみたいに声を出してわんわんと泣けてしまった。連番した友だちに背中をさすってもらったくらいに泣いた。自分でもなんでなのかわからなかった。こんなに泣かされて悔しいと思った。

 

 

愛する君へと 馳せる想いをのせて

オーロラ纏う黄金の船で 駆け出す

愛する君の手を つないで 時が止まる交差点で

ふれあう

近づく

心が 満ちてく君で

 

何百回たどったかわからない歌詞をたどって、すげーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいい曲だなと何万回目かの確信をした。

 

 

わたしはA.B.C-Zが、戸塚くんが、わたしの思っている以上に好きなんだと分かった。

いつからこんなふうになってしまったのか。

そうさせたのは何なのか。

 

悔しいと思った。あのひとたち好きじゃなくなるのはとても難しいことだと思った。

 

 

わたしはめんどくさい人間だから、いつも終わりの想像をしてしまう。戸塚くんを好きでいる自分にもいつか終わりが来るだろうと当たり前のように思っているし、それはいつなんだろうとふとした瞬間に考える。できる限り良い「終わり」を迎えたいと思うし、そうなる為にどうしたら良いのかを考えたりもする。

たけどそんな人間だったはずなのに、戸塚くんとの終わりが全く見えないから困ってしまう。いつか来るであろうその時に備えたいのになにも出来ない。どうしたらいいのかもわからない。

 

そんな馬鹿みたいなオタクを笑うみたいに、A.B.C-Zはいつも最高を更新する。好きの気持ちがどんどん膨らんでしまう。どうしたらいいのか分からないってそんなの別にどうだっていいっか、って気持ちになる。

 

 

 

連番した友達とお酒を飲んでそのままのノリでカラオケでオールした。馬鹿みたいに盛り上がってめちゃくちゃ楽しかった。楽しすぎて一晩が3時間くらいに感じた。

 

朝5時、カラオケを出て池袋の駅前を歩くと、空気がひんやりとしていて、すこし秋の匂いがした。もう夏は終わったと思った。楽しくてあっという間の季節だった。

夏が終わってまた日生の秋が来て、コンサートが映像化されたりとかしてたらあっという間に冬が終わって春が来て、たぶんこれからの時間もあっという間なんだろうなあなんて朝の空いた電車の中でぼんやりと考えたところで、当たり前みたいにオタクとして、A.B.C-Zと一緒の時間を想像してしまっていたことに気付いて面白くなった。たぶんわたしは、当分の間A.B.C-Zのオタクをやめられない。

 

 

 

楽しかった。今年の夏は本当に楽しかった。

楽しくて、早かった。

 

今年の夏が最高だと信じてるけど、それでも来年はもっと、って思ってしまうからオタクは業が深い。だけどこんなオタクになってしまったのもきっとA.B.C-Zのせいだから、これはもう共犯ですよ。そういうことにしておいてほしい。責任を取ってくれ。

 

 

 

日生の秋が来る。

えび座、楽しみです。

 

 

おわり。

 

 

 

 

 

 

 

夏の終わりに、

書いておかなきゃいけないことがあるような気がするのだけど、そう思って書き始めたのにまとまらない。

 

 

今年の夏は大阪から始まった。わたしの大好きな大阪城ホール。1年と経たずに戻ってきてしまったことに気づいたときは面白くなってしまった。去年の今頃は「一年後にもオタクやってんのかな?」なんて笑いながら友達と話していた気がするけれど。一年前の私へ、まだオタク辞められないでいるよ笑。

 

去年の春〜秋にかけてはまあ、いろいろとあって戸塚くんの担当を降りるんじゃないかなんて心の隅のすみっこで1ミリグラムくらいは思っている部分があったけど、「そんなこともあったね」って笑い話にして話せるくらいに、もう遠い出来事に感じる。

 

去年大阪に行ったときはたぶんまだ「アイドルを追いかける」ってことがどういうことか分かってなくて、ただ戸塚くんを見たくて、それだけの気持ちで大阪まで行った気がする。だけど一年経ったいまは、なんというかすごく穏やかな気持ちで、単純にコンサートが楽しみで、そんな気持ちを抱えて大阪まで行った。

 

相変わらず戸塚くんもA.B.C-Zも最高で、最高なんて言葉で言うのが勿体無いくらいに最高だった。戸塚くんが大好きだと思った。A.B.C-Zが大好きだと思った。

 

大阪で昼夜2公演終わって友達と打ち上げてお酒を飲んで、東京に戻る夜行バスに乗った私を満たしていたのはすごくすごくピュアな気持ちだった気がする。私はA.B.C-Zがもっとすごいステージに立ってるところが見たい。私はもっといろんな戸塚くんが見たい。ただそれだけだった。戸塚くんを初めてテレビで見て意味が分かんないくらいに衝撃を受けて、好きになって、「担当」って言葉の重みを考えて、戸塚くんを「担当」にしたいと思った2年前の夏に戻った気分だった。あの夏28歳だったはずの戸塚くんは今年の秋で31歳になって、戸塚くんを好きになったとき19歳だったわたしは来年の春22歳になって(何事もなければ)大学を卒業する。正直に言ってしまうと、大学に入ってから戸塚くんに落ちるまでの記憶が、いまではもうあんまりない。そのくらいに戸塚くんとA.B.C-Zとおたくの友達との記憶が強くて、強すぎて、私はきっといつまでもこの時間を抱きしめてしまう。

 

誰かが歌って踊って演じて、そういう姿に感動して泣いたりとか、泣けたりとか、そんな自分がいると思っていなかった。私は戸塚くんが好きです。戸塚くんがA.B.C-Zで良かった。

 

戸塚くんを「担当」って言い始めてからいろんなことがあって、もちろん楽しいことばかりじゃなかったと思う。だけど戸塚くんのことを考えると、楽しかったことが真っ先に思い浮かぶ。いろんな想いが楽しかった思い出に全部上書きされてしまっている。「戸塚くんのおたく、楽しい!!!!」って全世界に大声で叫びたいくらいの気持ちでいっぱいです。ありがとう。

 

気の多いオタクだから現場に入る度にいろんなひとに目を奪われてしまったりもするけれど、でもやっぱり担当って言いたいのは戸塚くんだけです。今のところ。戸塚担です、って言っていたい。それが私の今の答えです。

 

昨日より今日の戸塚くんが最高で、でも今日よりきっと明日のほうが最高で、そんなふうに信じさせられてしまっているから、わたしはもうダメだ。戸塚くんは最高のアイドルだ。ほかの誰がなんと言おうと、世間一般からしたら違うと言われても、私の確信を揺るがさないでくれる戸塚くんが大好きです。ほんとうに。

 

こういう気持ちを自覚したときにこういう場所にその気持ちを残しておくと、何かあったときに緩衝材になるって学んだから、だからこれは私の為に残しておきます。感情の整理整頓、大事だからね。

 

 

 

なにはともあれ、

 

戸塚くんがいるから、今日もわりと楽しかった気がします。今日もありがとう。いつもありがとう。明日もよろしくね。

 

 

 

終わります。

 

 

 

 

 

 

寄席かパンケーキか

 

 

※GACHIの感想を書きますがネタバレはしてないつもりです。

 

 

ふぉ〜ゆ〜主演舞台『GACHI』12日13時公演を観劇しました。

(観劇するまでにもいろいろあったけど、)

 

 

 

 

わたしがこれまでに観たふぉ〜ゆ〜の舞台は『縁』、『23階の笑い』(再演含む)です。福田くんと松崎くんのみ出演ですが、今年のSHOCKも入りました。「ふぉ〜ゆ〜ってなんか面白そうだな〜〜」なんて軽い気持ちで入った『縁』で4人の虜になってしまったわけで、その『縁』からほぼ1年ぶりのクリエでした。

 

 

『GACHI』という舞台が決まったときから「ふぉ〜ゆ〜が4人で一から作りあげた舞台」という前情報だけ分かっていて、どんなものが観られるんだろうととても楽しみだった。どんな芝居が、どんなダンスが、どんな笑いが観られるんだろうと。

 

 

 

舞台が終わって幕が降りたあと、鳴り止まない拍手に包まれた劇場の椅子に座りながら、わたしはたぶん、ふぉ〜ゆ〜というひとたちを好きになってからずっと、「ふぉ〜ゆ〜とは」という問いというか、自分の中での考えというか、そういうものを持ってなかったんだなと気付いた。わたしはふぉ〜ゆ〜を何も分かってなかった。いや、いまも分かっていないのかもしれないけど。

 

「ふぉ〜ゆ〜」という単語と一緒にくっついてくるのが、「30歳のジャニーズジュニア」「ベテランのバックダンサー」なんて言葉たちだと思うのだが、その情報だけを飲み込んで、わたしはふぉ〜ゆ〜をふぉ〜ゆ〜として見られていなかったんじゃないか、と。4人ともかっこよくて(中身も外見も)、面白くて、ダンスが上手で、それは十分に知っていたけど、彼らをひとりひとりのアイドルとして見ていなかったんだと気付いた。

 

そんな風に感じたのはきっと、この『GACHI』という舞台が素晴らしかったからで。紛うことなく彼らが「ジャニーズ」のアイドルである、と証明する舞台だなと感じた。

 

 

4人がやりたいことを詰め込んだ、というのももちろん伝わってきて、だけどその根底には彼らの歴史と、経験と、汗とかそういうものが流れていた。(わたしが「彼らの歴史」なんて口に出すのは10年早いけれど)

4人がやりたいと考えていたこと、実際に舞台でやっていること。彼らが過ごしてきたジャニーズとしての時間と、"4人らしさ"と、そういうものがたぶんごちゃごちゃに混ざり合って「ふぉ〜ゆ〜」のにおいが、シアタークリエを包み込んでいた。

 

 

わたしは『GACHI』で初めて「ふぉ〜ゆ〜」を知った。気付いた。ふぉ〜ゆ〜はすごい。わたしは彼らのことがもっともっと好きになってしまった。

 

 

舞台になにを求めるかなんてひとそれぞれだと思うけれど、"ジャニーズの舞台"が観たいひとにぜひ観てほしい。「ふぉ〜ゆ〜、ちょっと気になるな」っていうひとにも観てほしい。「ふぉ〜ゆ〜」ってどんななのか、彼らが答えを見せてくれます。

 

 

 

 

 

ふぉ〜ゆ〜は最高だ!!!!