きらきらひかれ

ジャニオタのブログです。→ほぼ茶の間。

推しがいないジャニーズJr.祭りに行ってきました。

 

 

 

タイトル通りです。ジャニーズJr.祭り、さいたまスーパーアリーナ追加公演4/9両部とも入ってきました。

 

 

もともと今回は入るつもりは全然なかったんです。ただ、追加公演の申し込み受付メールが来た時になんとなくというか、もういなくなってしまった彼の名義であてつけみたいな感じで応募してやろうかな、なんてそんな感じで。まさか当たると思ってなかった。

まあ冷静に考えてみたらSnow Manもいないし突然すぎる追加公演だし、しかもキャパは大きいし。

そんな感じで当選して、当選が分かる前は、「万が一当たってたら譲りに出せばいいかな」なんて軽く考えていたんです。でもその当選メールが来たときわたし、お酒を飲んでいまして。いい気分になってるときだったから行く、って決めてしまって(オイ)。2連で取ったんですけど、仲の良い友達が有難いことに連番してくれるって言うので、これはもう行くしかないなと。

 

 

 

チケットトラブルが心配だったけれど無事に発券されて席について、そのときはなんの感情もわかなかった。うちわも作らなかったしペンライトも持っていかなかったわたしは、コンサートが始まってからもぼーーっとステージを眺めていた。

でもTravis JapanのOP曲(PERFECT)が始まると、ぼうっとしていた気持ちがステージのほうに引き寄せられて、目が離せなくなった。怖いくらいに揃ったダンス。ああ、わたしの大好きなひとたちが踊っている、と思った。

 

わたしの大好きなひとたちが踊っているのに、どうしてわたしがいちばん好きなひとはここにいないんだろうと思った。どうしてわたしは彼のうちわを持っていないんだろうと思った。

 

もう終わったことだしどうしようもないことだと頭では分かっているつもりだった。彼自身も新しい道を進み始めたことをちゃんと教えてくれた。仕方のないことだったと割り切ったつもりだった。のに、

 

いくつものいくつもの「どうして」が頭の中に浮かびすぎて、気がつくと視界がゆがんでいた。どうしてかわからないけれど涙が止まらなかった。

 

 

ステージには最高のパフォーマンスを見せる7人がいて、わたしの好きなひとはいなくても、どう見てもどう考えても最高だった。誰かがいなくなった、なんて知らなければ全く気付かないことだろうと思った。

 

当たり前のことだけど、彼ひとりが抜けたからといって崩れてしまうようなひとたちではなかったのだ。彼もそれを十分わかっていて、だからこそあんなふうにこの世界から降りられたのだ。その事実を実感して、安心と同時にそこですこし悲しくなった。彼は間違いなくジャニーズの世界に、いた。

 

 

わたしは今までTravis Japanというグループを『仲田拡輝』というアイドルを通してしか見てこなかった。見られなかった、ともいえるかもしれない。

 

わたしにとっての仲田拡輝は、Travis Japanを見るための焦点のようなものだった。その焦点が急になくなったから、ピントが合わなくなっていたのだ。彼のいないTravis Japanをきちんと見ることができないでいた。ぼやけて不鮮明で、どこを見ればいいのか分からなかった。

だけど今回のコンサートで、わたしはTravis Japanをしっかりとこの目で、見た。みんなきらきら輝いていて、眩しかったけれど、彼らの姿は鮮明に覚えている。たぶんそれはわたしが、大好きだったひとがいなくなった7人のTravis Japanを、新たなTravis Japanとして認識できたからだと思う。

 

 

どの曲も最高で、本当に大好きなひとたちだと再確認できた。Travis Japanは最高のグループだ。

 

 

「彼がもしここにいたら、」なんてもう意味のない仮定は、コンサートの序盤で頭からすっぽり抜けていた。そうしてそれは、彼も、彼らも、そうして欲しいと願っていることだとわたしは勝手に思い込むことにしている。わたしが大好きな”アイドルの仲田拡輝”はきっとそういうひとだと思っているから。

 

 

 

 

 

 

 

 

もうこれで、アイドルだった彼の話をここでするのは最後にしようと思う。

 

わたしが仲田拡輝というアイドルを好きになったからTravis Japanというグループを好きになって、それは変わらない事実だし、ほんとうにありがとうって伝えたい。

 

 

仲田くん、ありがとう。 

 

 

  

 

Travis Japanがもっともっと拡く輝くことを祈って。