続、河合郁人さんと呑み友達になりたいので妄想しました。
いや、早いな?!?!もう続編かよ?!?!?!って自分でも思ってます、すみません。
前編(?)もどきはこれです。
なんか軽い気持ちで、ほんとにかるーーい気持ちで書いたんですけど思ってた以上にたくさんの方に読んで頂けたみたいでとても嬉しいです。と、同時に河合担の方達をしんどくさせてしまったみたいで申し訳なさの極みです…。(それでも書き続けるオタク)
今回はね、河合くんが結婚する前の時期を妄想しましたよ。まだ彼女が半年で代わってた時期の話ですよ。もはや妄想っていうか河合くんにこういう役やってほしいぜオイ!ドラマ来いやオイ!!みたいな感じになったんですけどそれも妄想なんですかね?まあどうでもいいですね。それではいきますね。
「ねえ、いまどんな子と付き合ってるの?」
行きつけになってる居酒屋であの質問を河合くんにしました。なんとなく彼女代わったかな?って気がしたんです、なんとなく。
「ん〜?この子」っていつもみたいにスマホ出して写真見せてくれる河合くん。やっぱりクッソ可愛い子。
「またこういうタイプか〜〜」
「べつにわざとじゃないし」
「どういうこと?だっていつもおんなじような子じゃん」
「だっておれから好きになったわけじゃない」
「え?」
「むこうが好きって言ってくれたから、なんかまあ、いいかなって」
「いいかな、ってなにがいいの」
「うれしいじゃん、好きって言ってもらえると」
「…でもちゃんと彼女のこと好きなんでしょ?」
「当たり前でしょ。じゃなきゃ付き合わないし。かわいいなあとも思ってる。でも、」
「でも?」
「でももうじきこの子とは別れるかも」
「なにそれ、他人事みたいに。ケンカでもしたの?」
「違う。なんていうの、価値観の不一致?」
「は?芸能人の離婚かよ」
「ん〜…でもむずかしいよね、おれはちゃんと好きなのに。だけど、どこが?とか聞かれてもちゃんと答えられない。でもちゃんと好きなんだよ」
「…じゃあそう言えばいいのに、ちゃんと好きだよって」
「言ったことある。でも口に出した途端に自信がなくなる。ほんとに好きなのかなって、好きって言ってもらえてるから自分もそうだって、思い込んじゃうだけなんじゃないかって」
「河合くん、」
「なんでいつもうまくいかないんだろう。おれのどこが悪いんだろう」
「…」
「やっぱり誰でもいいって心の底では思っちゃってんのかな」
「そんなことないでしょ」
「そうかなぁ」
「好きって言ってくれれば誰でもいいってわけじゃないでしょ」
「…わかんない」
「わかんないって」
「だってもし、」
「ん?」
「もしいま、〇〇に好きって言われたらおれ、付き合うもん」
「はぁ?!」
「だって〇〇いいやつだし、話し合うし、」
「いやいやいやいや、そういう問題じゃないでしょ」
「なんで?おれ、ふつーに〇〇のこと好きだよ?」
「好きの種類が違うでしょ?!」
「なに種類って。めんどくさ…」
「めんどくさいってなに!」
「だって好きは好きなんだから一緒じゃん」
「いや、だから、」
「あ〜〜〜めんどくさい。なんでこんなにめんどくさいんだろう」
「…じゃあ恋愛なんてしなければいいのに」
「でもひとりはさみしいじゃん」
「女々しいね」
「そうですよ、おれは女々しい男なの」
「随分きょうは素直なんだね」
「いつも素直ですよ〜…」
「ねえ」
「おれはいつも素直で〜〜す」
「ねえ河合くん、酔ってるでしょ」
「酔ってません」
「酔ってるひとほどそう言います」
「酔ってない。あの、すいませんこれおかわり」
「ナシで!!すいません!!…もうやめときなって」
「うるさいなぁ」
「呑みすぎでしょ。めずらしい」
「……」
「……」
「……でもやっぱり、」
「ん?」
「やっぱりさっきの取り消す」
「なにが」
「〇〇がもし好きって言ったら付き合うっていうの」
「まだその話…」
「〇〇と付き合って、もし別れることになったらやだもん」
「なに言ってんの」
「〇〇と酒呑めなくなるのやだ」
「…」
「だから付き合いません」
「…」
「……」
「河合くん」
「……」
「河合くん?」
「……」
「…寝てんのかーーい…」
その日は完全に寝落ちた河合くんをタクシーに押し込んで家に帰りました。次の日の朝【昨日ごめん】【なんかおれ変なこと言った気がするけど大丈夫だった?】ってLINEが入ってますけど【めんどくさいからもう飲みすぎないで】って返しときました。(終)
次回、『橋本くんが近所のコンビニ店員でレジで会う度に「あれ、今日はコーヒーアイスなんですか?」とか「このアイス美味いっすよね」って言われたいよねスペシャル』やります(やりません)
おわり。